評価・レビュー|PS4【ペルソナ5】

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  • 心の怪盗大活劇!シリーズ未経験でありながら思っていた以上にのめり込んでしまいました。ポップとパンクの雰囲気がうまく組み合わり、このゲームそのものが一つのパレスとなっていますね。RPG好きの方はぜひプレイしてほしい作品ですね。

ゲーム概要

主人公はある理由で春から東京の秀尽学園への転入してくる。転入初日、通学途中に出会った同級生の坂本竜司とともに学校へ行くも、ついた先は学校ではなく、見知らぬ古城だった。訳も分からずシャドウなる異形の存在に追いつめられるも、謎の生き物「モルガナ」と出会い主人公は「ペルソナ能力」に目覚る。

―汝、トリックスターよ…今こそ、この世の歪みの深淵に立ち向かうがいい―

製品概要

【タイトル】ペルソナ5

【プラットフォーム】PlayStation®4, PlayStation®3

【発売日】2016年9月15日

【ジャンル】RPG

【プレイ人数】1人

【CERO】C(15歳以上対象)

必要クリア時間

80時間~100時間、かなりのボリュームがありますが、先の気になる展開で飽きない作りとなっています。

キャラクター

プレイヤーの分身となる、本作の主人公。春から上京し、都会の学校に転入した高校2年生の少年。
ある事件をきっかけに、「ペルソナ」使いとして覚醒する。両親の知人宅である場末の喫茶店を住居に、都会での学生生活を送ることになる。
一見大人しそう に見える主人公だが、彼が見せる謎の“怪盗”姿では随分雰囲気が異なるようだ。なぜあのような姿をしているのか?
その目的や理由とは……?

竜司

秀尽学園高校に通う16歳の少年。情に厚い行動派であるが、粗暴な言動が目立つなど学園内でも札付きの“問題児”として周囲から浮いた存在になっている。
竜司の素行不良には原因となった事件があるようだが……。転校してきたばかりの主人公と出会い、ある事件をきっかけにペルソナ能力を覚醒する。

秀尽学園高校2年生。アメリカ系クォーターの美少女。天真爛漫で素直な性格だが、あまりに目立つ容貌などから周囲に馴染めず孤立している。
それ故に、同じ高校に通う唯一の親友をとても大切に思っている。主人公と出会い、ある事件をきっかけにペルソナ能力を覚醒する。

ガナ

主人公と竜司が異世界のパレスで偶然助けだした謎の黒猫。その後、主人公と同居し、寝食を共にすることになる。
人語を操り、幾つもの形状に変身する事ができるらしいが、その存在は多くの謎に包まれている。憎まれ口を叩きながらも献身的に怪盗団の仲間たちを支えてくれる。口癖は「猫って言うな!」

川祐介

都立洸星高校・美術コースの特待生。人目を引く美少年だが、独特の感性ゆえに浮世離れした印象を受ける。
幼いころに母親の早逝で孤児となったが、画才を見込まれて日本画の大家・斑目の下で住み込みの門下生として暮らしている。
斑目を師と仰ぎ、絵画に傾倒する日々を過ごしていたが、ある事件をきっかけにペルソナ能力を覚醒する。

主人公と同じ私立秀尽学園高校に通う3年。頭脳明晰で品行方正な生徒会長。冷静沈着で責任感が強く行動力もあるが、生真面目で妥協ができない生粋の優等生気質。怪盗団のブレーンにして、主人公の良き相談役。しかし、そんな彼女にも悩みがあり、それがやがてペルソナを覚醒させるきっかけとなる事件を引き起こしてしまうことに……。

双葉

人間離れした計算能力と天才的なプログラミングスキルを持つが、元々コミュニケーションが極度に苦手なことに加え、ある出来事がきっかけで現在引きこもっている。
高校1年生…の年齢だが、中学卒業扱いになったきり、学校へは通っていない。引きこもりの彼女は、一体どういうきっかけで主人公たちと出会うのだろうか?

私立秀尽学園高校3年。大手外食メーカーの社長令嬢。裕福な家庭に育ち、上品で世間知らずだが、その反面で人をよく見ている。おっとりした外見と人あしらいの上手さから、普段は良好なコミュニケーションをとれるが、生まれ育った環境から受けた影響か、人間関係に価値を見いだせず、他者との深いかかわりを避けてきた。そんな彼女がペルソナ能力に目覚めることになる事件とは——?

吾郎

高校生でありながら、探偵の肩書をもつ少年。
その手腕は見事なもので、これまで解決に導いた事件の数は、捜査機関職員たちのそれを遥かに上回るらしい。その容姿も相まって注目を集めており、人々からは”探偵王子の再来”と呼ばれることも。
現在、世間を騒がせている怪盗団事件に興味を持ち始めているようだ。

ベルベットルームの人達

スティーヌ&カリーヌ

イゴールに付き従う、看守姿の双子の少女。瓜二つの容姿だが、双方とも片目にいかめしい眼帯を帯びている。二人はベルベットルームの看守を名乗っており、囚人である主人公には基本、険のある態度と口調で接する。また、二人は大きく性格が異なっており、主人公の処遇をめぐって、時おり言い争いになることも。

ール

鉄格子の向こうで、常に顔を俯かせ思索を続けている奇怪な顔の老人。
主人公に『自由への更生』を課し、彼に”イセカイナビ”を与えた。主人公が自らの力で檻から出所できるかを見届けようとしている。

ストーリーの流れ

プレイヤーは高校生となり、一年間を通して様々な人々と出会い縁を結んでいくこととなる。

ゲームは大きく分けて学生パートと怪盗パートに分かれています。

日常パートでは普通の高校生となり、勉学に励んだりサボったり、放課後になると、資金調達のためのアルバイトをしたり、友達と映画や銭湯に行ったりすることができます。

怪盗パートでは主人公達は心の怪盗団となり、謎のアプリ「イセカイナビ」を使い、悪い奴らがその歪んだ心で見ているもう一つの現実―パレスと呼ばれる心の異世界へ行き、悪行を重ねる大人たちを改心させるためその心に侵入する。パレスの最深部にはオタカラが眠っており、これを盗むことで大人たちを改心させることができる。

大まかにいうと日常パートで情報収集や資金稼ぎ、装備の強化や、各キャラクターとの好感度を上げていくのがメインである。怪盗パートは主に戦闘が主体で、複雑な相手のパレスを日常パートで手に入れた情報や相手の心を揺さぶることで道が開けていく。ターゲットとなった大人のオタカラを盗めばそのパレスはクリアとなるが、一筋縄ではいかないだろう。

ここに注目

爽快な戦闘システム

パレスの中は、”オタカラ”を守る番兵のような存在”シャドウ”がひしめいている。主人公達を見つけると襲い掛かってくる。立ち向かう手段は武器の他に、心の力「ペルソナ」がある。「ペルソナ能力」に目覚めた主人公たちは自身の分身でもある「ペルソナ」を呼び出し、襲い掛かってくるシャドウ達に立ち向かおう。敵の弱点を探し出せば、さらに追撃が可能である、うまく弱点を突いて戦闘を有利に進めて行くといい。またUIには戦闘を自動化する「ラッシュ」や、「アシスト」といった戦闘補助を行ってくれるシステムなどが搭載されている。さらに戦闘の結果次第ではシャドウと会話することが可能。うまく交渉すれば主人公のペルソナとなってくれる。

新たなる力を―ペルソナ合体―

主人公が手に入れたペルソナはストーリーを進めることで合体させることができる。合体させる2体のペルソナを決めたらそのペルソナを処刑することにより、強力なペルソナを生み出すことができる。その数は莫大であり、かなりのやりこみ要素の一つとなっている。中には合体でしか手に入らないペルソナも…うまく組み合わせを見つけ、最強のペルソナ使いとなろう。

大ボリュームのエンタメ活劇

とにかくボリュームが多いです。メインストーリーはさることながら、膨大なサブイベントは全て見るには何十時間も要するでしょう。学生なので中間、期末テスト、修学旅行といったイベントはもちろん、東京の街を北へ南へ大忙しです。また、友人や街の人達と友好関係を築けていけば、専用のイベントなども見れるようになります。一年間という期間にどれだけイベントをこなせるかがプレイヤーの腕にかかわってくるのではないでしょうか。

RPG好きなら間違いなし!シリーズ未経験者にもオススメしたい作品

これだけのボリュームがありながら先の展開が気になるため時間を忘れてプレイしてしまいました。王道のストーリー展開…かと思いきや意外な展開があるのもバランスがよくて○。またパレス内の構造も凝っていてギミックが随所に仕掛けられています。現実世界での相手の心の影響がパレス内にも反映されるというのは面白かったです。またセーフルームも存在し、引き際を見て現実世界へ撤退できるのもよかったです。

UIのほうはとても見やすく、直感的な操作でプレイすることができた。シリーズ未経験の筆者もサクサクとゲームを進めることができ項目を探したり途中で詰まるといったことがなく、快適にプレイすることができました。またレベリングもほぼ必要がなくボリューム外での時間消費がなかった点においてもバランスが良かったと言えるのではないだろうか。

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